吹田市・千里 心療内科　認知症 治療

■アルツハイマー型認知症

もっともよくみられるタイプの認知症です。

■血管性認知症

脳梗塞や脳出血が原因で起こる認知症です。

■レビー小体型認知症

幻覚やパーキンソン症状が現れる認知症です。

などがあります。

■年齢によるものとは違う、もの忘れ

・「何度も同じことばかり言う」「失くしものが増えて、いつも探し物をしている」など、それまでとは生活の様子が変わってきます。

・片づけた場所を忘れて「盗まれた」と言うことも、よくあります。

・新しいことを覚えにくくなり、最近のことをよく忘れます。

・若い頃や子供の頃のことは比較的よく覚えています。

■もの忘れ以外の症状

・うつ症状が現れることもあります。

・怒りっぽくなったり、気難しくて頑固になったりすることがあります。

■レビー小体型認知症の症状

・幻視…ありもしない物が見えます。

・パーキンソン症状…体がこわばり、手足がふるえます。

・自律神経症状…立ちくらみ、便秘、発汗などです。

・うつ症状…気分がふさぎ込んで何もする気にならないということがあります。

・レム睡眠行動障害…眠っている間に大声を出したり暴れたりすることがあります。

■その他の症状

いずれのタイプの認知症でも、不安や興奮から暴力をふるうことがあったり、妄想にもとづいてトラブルを起こしたりすることがあります。

極端な「寝ぼけ」のような状態で、幻覚や興奮が現れる「せん妄状態」がみられることもあります。

■症状や患者様の状態に合わせて、お薬を処方します。

■必要な介護が得られるように、地域の包括支援センターをご紹介したり、介護保険の意見書を作成したりします。

■ご家族の相談やお困りごとにお応えします。

認知症のような症状が現れていても、実は体の病気が原因であったり、手術等の治療で良くなる場合もありますので、検査をしたり、大きな病院での検査をご紹介したりすることもあります。

お薬の効果で良い状態を保つこととあわせて、やはり、毎日の生活習慣が大切です。

・生活リズムを規則正しくする

・しっかりよく噛んで食べる

・散歩などの軽い運動をする

・いろんな人と会って話をする

といったことが良い状態を保つことにつながり、例えばデイサービスなどに通って、お誕生会などで主役として人前に出る、といったことが認知症の進行防止に極めて有用です。

 

細かい出来事は忘れることがあっても感情は残ります。「叱られた」「バカにされた」といったイヤな感情も「うれしい」「心地よい」といった良い感情も同じように残ります。できるだけ良い感情を体験されることが生活の質をより良くするために大切ですので、くつろいで心地よく過ごす時間をお持ちになることをお勧めします。